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遠い日の思い出

2006年06月03日 18:34

なゆペコ成長記録は、
おはようからおやすみまで子猫を見つめる
おっぴーの提供でお送りしています。

でも今日はなゆペコとは違う話。


もう15年ほど昔になるんですけど、
キャッテリーでバイトしてた事があるんです。

求人誌の募集欄にはこう書かれていました。
「可愛い猫ちゃんのお世話係。猫と楽しく仕事してみませんか?」

(猫ちゃんのお世話かぁ~楽しそうだな)

ほわ~んと夢見る私。
楽しいとは無縁の過酷なお仕事が私を待っているとも知らずに。

仕事をするのは、とあるビルの中の一室でした。
季節は夏真っ盛りという頃。
エアコンは猫が調子を悪くするというので使用禁止。
猫が脱走してはいけないので、窓を全開する事も禁じられ・・・
まるで温室を思わせるその部屋で行う仕事とは、

ケージのお掃除、餌やり、グルーミング(シャンプー・爪切り)
猫の遊び相手などなど、さらっと書くとたいしたことないように
思われますが、300匹ほどの猫がいるので、その作業量は半端ではありません。

(これより先は多少気持ち悪くなるような事が書かれてありますので
 私は大丈夫!という方だけお進みください)


大量の汗が噴き出すため(Tシャツを絞れるほど)脱水状態でゲエゲエ
吐いてしまう子、むせかえるような糞尿の匂いに耐えきれず
「もう辞めます」と途中で帰ってしまう子が続出、
最初10人ほど集まった女の子達が、翌日には半分になってました。

中でも女の子達(私も含む)が特に嫌がったのが、ケージの掃除。
はっきり言ってウンチまみれになります。
下のケージを掃除していると、上のケージにいる猫ちゃんにオシッコで
マーキングされちゃったりもします。

ケージをどけると、ゴキブリがわさわさと出てくるんですよね。
そりゃもう大きいのから小さいのまで数え切れないほど出てきます。
黒々光るヤツ、茶色いヤツ、赤ちゃんゴキまで・・・

それをどうするかというとですね、吸うんですよ。掃除機で。
ズボッズボッズボボッっと掃除機に吸い込まれていくゴキ達
しかし、その後の紙パックを誰も捨てようとはしないのでした(笑)
あの紙パックの中はきっと想像を絶する事になっていたに違いありません。

毎日吸い続けたのに、減るどころかどんどん増え続けていたような・・・
恐るべし、ゴキの繁殖力。

1週間で体重が5キロほど落ちました。
それだけ体力的にキツイ仕事でも、辞めなかったのはやっぱり猫が好きだから。
奴隷のようにコキ使われていましたけど(笑)、沢山の猫と触れ合える時間は楽しかったです。

そこではメス猫は放し飼い、オス猫はケージに入れられていました。
するとですね、やはりストレスのせいか、オス猫はよく病気になるんですね。
目やにで汚れてる子、皮膚病で毛がはげちゃってる子・・・
(そういえば、真菌をうつされて、皮膚科にも通いましたっけ)

可哀想で不憫で仕方がなくて。
「人間のエゴで、こんなところに閉じこめてごめんね」
薬を塗ってあげながら、いつも猫達にそう語りかけていました。
今でも思い出せるのはオス猫達の事ですね。メス猫達の事はあまり記憶に残ってません。

ある日、猫のケンカを仲裁に入ったら、手酷くやられてしまいました。
トキソプラズマに罹っている子だった為か、何らかの菌が入った為か分かりませんが
肘から指先までが腫れ上がりちょっと大変な事になりました(笑)

トキソプラズマは妊婦さんだと危険なんですが、妊娠していなければ噛まれても影響はないと
いくら言い聞かせても、両親が聞いてくれず、結局続ける事が出来なくなっちゃったんですね。

でも私が辞めてからほどなく、経営不振で倒産したと聞きました。
あの沢山の猫達は一体あの後どうなったのかなと、思い出すたび心が痛みます。



コメント

  1. いまにふと~る | URL | -

    しばし絶句・・・

    大変な経験を、されたのですね。
    そこにあるのが「命」であることを、
    時にヒトは忘れてしまうようです。

    反面、毎日のように、のら猫・放置猫たちの保護と
    里親さがしに奔走しておられる方も・・・

    自分はどうなのかな? と、ときどき考えます。
    少しでも、悲しい思いをする猫を、動物を増やさないために
    自分にでもできることから、やっていきたいですね。

  2. おっぴー | URL | QuxM0KKo

    いまにふと~るさん

    まだペットショップにいる子達は、優しい飼い主さんに出会えるかもしれない明るい未来があるんです。
    でも、あの子達は、死んで使い物にならなくなるまでケージの中なんですよね。
    (ペットショーに使われる猫達だと聞いていました)
    働いていても、楽しい気持ちよりやるせない気持ちのほうが
    大きかったです。
    せめて衛生的な環境を・・と思っても、なかなか難しかったですね。

    >少しでも、悲しい思いをする猫を、動物を増やさないために
    >自分にでもできることから、やっていきたいですね。

    ふぅちゃんを保護された事によって、不幸な猫ちゃんが1匹減りましたよ(^^) 
    そういうお考えの方に保護されたふぅちゃんは、とても幸せだと思います。

    実はなゆペコも捨てられる事になっていた猫達なんです。
    「生まれて間もない猫がいるらしいけど、もうすぐ捨てられるらしい」
    その話を聞いて、急いで引き取りに行きました。
    老夫婦2人のお宅で、猫好きの方達のようでしたが、
    「増えすぎて困っていた。離乳が済んだら山に捨てにいこうと考えてた」という事でした。

    捨てるくらいなら、何故避妊手術をしないのか。
    離乳が済んだばかりの子が、山で生き残れるわけがないじゃないですか・・・
    「おまえには猫はやらん」と言われるのが怖くて、強く言えませんでした(ダメな私・・・涙)

    小さな命でも重さに変わりはありません。
    少しでも不幸な動物が減る事を祈るばかりです。




  3. すず | URL | -

    この記事に 軽々しく コメントは できませんが・・
    読んでて 涙が出ました・・
    そんなムゴイ世界があるのかと・・
    あまりにも 猫たちが可哀想 不憫です。。
    それにしても・・・おっぴーさん 
    いつも コメントとか記事とかを読ませてもらってて 明るくて そんな影があるような人(ごめんなさい)には 思ってませんでした。
    とてもつらい 心の痛む 経験をされていたのですね・・

  4. おっぴー | URL | QuxM0KKo

    すずさん

    悲しい気持ちにさせてしまってごめんなさい(;_;)
    そうですね。生き物というよりも、商品、物としての扱いですから、裏の事情を知ることは猫好きには辛いものですね。

    ケージに入れられていた子が朝来てみたら死んでいた事がありました。
    スタッフみんな、泣きながらタオルに包んで箱に入れて、保健所に連絡したこともあります。

    家で飼っていた猫達とは、全て納得の行く別れをした事がありません。
    今までに数匹の猫を飼いましたが、どれも最期を看取って
    やれませんでした。
    自分の力の及ばない部分で、どうしようもなかったのですが、
    「君達はうちに来て幸せだった?それとも不幸せだった?」
    そう自問して泣いた日々もありましたね。
    このあたりの事は、また書いていきますので、良かったら読んでやってくださいね(^^)

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